薬は結果にどの様な影響を与えますか?

スキャン結果を変える可能性のある薬

一貫性と再現性を保つために常に同じ条件でスキャンすることが重要ですが、水分補給状態、血液量、体温の変化に大きく影響する薬剤がいくつかあり、スキャン結果を変える可能性があります。最も顕著に変化するものは以下の通りです。

  • ICW/ECW(細胞内水と細胞外水)と窒素保持に影響を与える薬剤は、タンパク質/ミネラル測定値、除脂肪体重等の解釈に影響しています。クレアチン、アナボリック、ベータ3アゴニスト、ペプチド等が結果に影響します。
  • 水分補給の状態 - この場合は正常水分補給の状態であり、カフェイン摂取、運動前のサプリメント、利尿剤、発熱剤等の影響があります。(脱水状態の場合、通常、体脂肪が過大評価されます)。
  • 血液量に影響を及ぼす可能性のある他の薬剤には、金属プレート、ピン、腸の内容物等があります。
  • 特に利尿薬の使用によるナトリウムとカリウム(細胞内電解質)の保持を含む水分コンパートメント化。
  • 鉄の状態 - 貧血vsヘモクロマトーシス - 高フェリチン = 赤血球量の増加 = 血液粘度の増加 = 総体水分量と除脂肪体重のBIA解釈に影響 - 軟部組織と総体水分量が多いと、総体脂肪等の測定値が減少する可能性があります(貧血では逆の場合があります)。
  • 血管収縮によって血流を増加させる薬剤 - 血液量とECW/TBW比を変化させ、脂肪量の解釈に影響しています。これには覚醒剤(リタリン、デキセドリン、アデロール、プソイドエフェドリン(スーダフェッド))が含まれます。