ジムでは強くなったにも関わらずスキャン結果では骨格筋量が減っていると表示されるのは何故でしょうか?

筋力が増すと必ず筋肉組織も増えるというのはよくある誤解です。繰返し行う運動には神経筋要素があり、運動の慣れと負荷の繰返しに基づいて筋力が増していきます。その為、栄養と運動を検証する方法としてBIA技術が有効です。

 

この技術では、周波数を使って組織のインピーダンスとリアクタンスを測定するため、水分補給と温度の変化がスキャン結果に影響を与えます。

 

以下の様な要因に対して、人それぞれ反応が異なる為、人間的要因は決して直線的で明確な反応ではありません。

  • 炎症
  • ホルモンの変動
  • 血液量の変化
  • 水分補給状態を変化させる可能性のある薬剤
  • 気温の変化
  • 医療用マリファナ
  • アルコール摂取
  • 暴食(炭水化物が多い)

従って、筋力が向上して見た目も良くなり、ジムでの気分も良くなったら、10日後に再度スキャンをしてコンディションを記録しておくことをお勧めします。つまり、前日の夜に、高ナトリウムや高炭水化物の食事を摂ったかどうか、よく眠れたかどうか等を意識しておくことがとても大事です。

 

BIA技術は、人々が日常の活動で意識していない多くの要素を浮き彫りにする優れた方法です。これは、ただ単に、栄養を摂ってトレーニングをするだけのものではありません。