あらゆる形態の体組成と同様に、バイオ電気インピーダンス(BIA)技術では、適切な測定再現性の為にスキャン時に標準化された条件が必要です。
EVOLT 360技術
あらゆる体組成の測定と同じように、生体電気インピーダンス(BIA)技術では、適切な測定再現性を得るために、スキャン時に一定の条件が必要です。この技術は、ある時点における組織のインピーダンスとリアクタンスを読み取り、除脂肪体重と体脂肪を区別することができます。
スキャンの読み取りにおいて、人の体はトレーニングの刺激、栄養の分配、サプリメントや投薬に対してかなりダイナミックに反応するということを考える必要があります。この技術は科学的検証に基づいており、医学分野でも使われている物ですので、一般的にスキャン結果のバラつきはほとんどが人的要因によるものだと言えます。その為、私達は常にテストに対して一定の条件を使っています。
BIA技術を使う上で一番重要なことは、比較スキャンがきちんと管理されることなので、スキャンは全て次の条件で行います。
- 同じ時間帯でのスキャン
- 同じ水分補給レベル(ユーザーはスキャン前に水分を十分に摂取しておく必要があります)
- 同じ食事量
- 同じ薬
- 同じサプリメント
- 同じカフェイン摂取量(スキャン前にカフェインを摂取しないことをお勧めします。)
- 月経周期の同じタイミング、卵胞期や黄体期(月経周期のセクションを参照)
- 清潔な手と足で、銀色の触覚位置(特に手の平との完全な接触)に完全に接触している状態で行ってください。スキャン中に手の平との接触が失われることがよくあります。これにより、インピーダンスが5つのコンパートメント全てに到達しない可能性があります。
- スキャン前にお客様はトレーニングしたり、熱中症になったりしないように気を付けてください。
進捗状況を評価する際の重要なポイント
チェックするスキャンの主要コンポーネントが黄色で強調表示されます。
体脂肪率は進歩の指標として常に注目されますが、実際には、体脂肪率は体重全体に対する割合に過ぎず、体脂肪の増減を必ずしも反映している訳ではありません。体脂肪を管理する一番良い方法は、体脂肪量をキログラムやポンド単位で管理することです。
最も誤差が大きいのは体内水分量です。体内水分量は、除脂肪体重の構成要素なので、スキャン結果が人的要因によって変わったかどうかが分かります。この為、スキャン条件を可能な限り管理することが不可欠です。
ここで、体内総水分量に変化を与える可能性のあるもの全てに注意します。
- トレーニング負荷による炎症
- 処方薬(例:血圧の薬等)や非処方薬(例:マリファナ、CBD等)
- 細胞をボリュームアップする製品、例えばクレアチン、ベータアラニン、プレワークアウト等のサプリメント
- 炭水化物が豊富な食品
- ナトリウム
- ホルモンの変化
- 激しい気温の変化
- カフェイン
- 脱水症状(「体重測定」の前に水を飲みたくないというのが一般的です)
- アルコール